ロボットシステム導入例、食品業で稼働中
設備概要
飲む点滴と話題集中の『甘酒』を、パウチ包装後から保温・冷却を経て箱詰め後の出荷パレタイジングまでの連続工程。ライン構成は、製品の特性を考慮した搬送工程 + ロボットによるパレタイジング作業、需要に応じて同ラインを増設しました。(撮影時:箱詰めは人手作業で行っていますが、現在は自動化完了 )
FA (Factory Automation)とは 工場における生産工程の自動化を図るシステムで、人の作業を機械へ肩代わりさせることが始まり。
日本でのFAは戦後(1955年ごろ)で、最初の動きは「電動の工作機械による工程の連続化」といわれています。ここからIC(集積回路)の登場、産業用ロボットの実用化、加工機械の進化で現場での工程や作業の自動化を軸に進み、近年では『IoT』の発展によるネットワーク化やマルチメディア化などを軸に、新たな局面を迎えました。 当社は複合の思想から生まれた複合の技術を持つエンジニアリング企業として、生産現場から物流までのあらゆるシーンでの省力化・自動化への実現に「プロエンジニア集団」として実績を重ねてきました。 人が十人十色であるように、生産・製造工程や物流ラインもお客様ごとに設備環境が違います。 省力化とは文字どおり、人の力を省く = 手間や労力を軽減することで、労働を節約若しくは省略することができる機械のことを「省力化機械(または省力機械)」といいます。特殊な危険作業や過酷な作業環境での作業、単調な繰り返し作業などを機械に置き換え、同時に賃金高騰や労働力不足など対する経済的効果を目的として導入されています。
FAを、お客様の視野で開発し製作する
せっかく機械を導入していただくのだから、高性能・多機能を付加したものを提供したいと、技術者軍団は思うのですが、
「高パフォーマンスは素晴らしい!! だが、そこまでの機能は必要ない」というのが多くの例です。じっさい、オーバークオリティで活躍の場がない機械は、製作側としても悲しい事態です。
私たちは、お客様においての 最優先事項の解決を優先し、無駄を削りコストを抑えた最強の機械装置 でご要望にお応えします。
省力化・自動化とは
省力化をすすめるのには、いくつかの段階があります。
自動化は、生産工程ではFA(ファクトリー・オートメーション)と呼ばれ、人間によって行われていた作業を無人化することを意味しています。近年では、FA導入目的が生産性の向上・コスト削減のみ追求するのではなく、品質向上や製造工程の柔軟性向上へと移っています。
設備の省力化は「合理化」「集約化」「効率化」「ハイテク化」などと ほぼ同義語で、省力化・自動化された機械の名称は「専用機」「FA設備」「自動機」とも呼ばれます。
当社は、お客様仕様にカスタマイズされた省力化・自動化機械 の設計・製作を主業として、30年余りの実績を培った製造メーカーです。
これからのモノづくりに向けて
日本の製造業、特にモノづくりにおいては「軽量化・小型化、高機能化など、商品を改良する優れた技術力」と「高品質の製品を、迅速に大量生産できるプロセス(システム)」という大きな強みに支えられ発展してきました。ところが、改良技術やプロセス改善技術が海外に輸出され、『小種・大量生産』では日本製品より安価な外国製品が氾濫するようになりました。
同時に、バブル経済崩壊とともに消費者の多様化が進み、「多品種」「小ロット生産」「短納期」などに加え、複雑・巧妙・自動・高速・大容量・高性能・多機能・・・・ といったキーワードが並び、生産側に厳しい要求が続いています。需要の動向がこれらを求め続けるかぎり、生産はこれに対応してフレキシブルな生産を追求しなければなりません。
しかし、モノづくり・工業製品の基本的な要求性能は「丈夫で長持ち、いつまでも使いやすい」こと。つくりっ放し・売りっぱなしではなく、製造と維持力・製造と環境を一体的にとらえたモノづくりがこれからの世代に求められています。
製作する者の品位ある人格・前向きに努力する力・海外に負けない技術を貪欲に吸収する・・・途絶えることなく追い続けてきた私たちは、20年先も、50年・100年先のモノづくりの場でもお客様のご要望にお応えできるよう、日々 精進を重ねていきます。
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