ロボットシステムの開発
高齢少子化が進み、生産年齢人口が 年間100万人以上のペースで減少し、それを補う方策の一つが省人化で、それを担うのはロボットや人工知能。
しかし、人手作業とロボット作業ではそれぞれに長所短所があり、ロボットを導入すれば万事可決とはいきません。
ロボットが行う作業内容いついてはもちろん、工場環境も考慮したシステムを構築する必要があります。
- これまで人がやっていた作業にロボットシステム導入を検討する際、
- 〇 設置をするのに、どれくらいの場所や電力が必要なのか?
- 〇 自社の生産・物流の現場でロボット化が可能なのか?
- 〇 使いこなせるのか?
- 〇 費用は いくらかかるのか?
- 〇 故障や不具合などの、もしもの時はどうするればいのか?
- 〇 そもそもどこに相談すればいいのかわからない・・・
- こんな時には、まず お問い合わせ下さい。
お客様が持たれる不安や疑問・・・
当社の取扱ってきた産業用ロボットのご導入用途は、工作機械などへの搬出入、ローディング&アンローディングやパレタイズなどのハンドリング作業が圧倒的。この作業を、ただでさえ足りない ”人” がやるのではなく、”人” にはもっと付加価値の高い仕事をしてもらいたいと多くの現場は考えていたのです。
少し前まではロボットは自動車製造・電子電気機械製造業など比較的大きな製造ラインで、柵で囲って人の作業と分離した状況で固定的に使われ、繰り返しの単純作業に向き、変種変量に柔軟に対応する必要がある食品製造業などの現場には不向きでした。
しかし、ロボットの小型化や性能向上が進み、法規制の緩和により、柵なしで人とロボットの共同作業が可能となり、人との共同作業を前提とした「協働ロボット」が続々と誕生しています。
当社では、衛生面を重視する食品業界やクリーンルームでの作業に、ロボットならではのメリットを活かした作業を行うシステムを送り出しています。
サンプルシステムでの動画です。加工機による加工工程は省いています。
ロボットの購入だけでは未完成なのですっ!
ロボットは「半完結製品」と呼ばれる特殊な製品で、ロボットを購入しただけではただの『置物』。各種センサを取付け、プログラムを作り、生産システムに組み込んで、初めて実用化されます。私たちは、お客様の仕事(ロボットシステム導入工程の作業)に一番適した産業用ロボットを、さまざまなメーカーの中から選択し、周辺装置とともに「お客様専用の、世界中に2つとないロボットシステム」としてご提供いたします。
ロボットの普及率の低い業種へも・・・
ものづくり(生産や製造を意味する言葉:単純作業での製造ではなく「日本の伝統技術の上に現代の製造業がある」という認識)の現場において、ロボットの普及は大企業から中小企業へと広がってきました。それでも、食品・化粧品・医薬品のいわゆる「三品産業」へのロボット導入は、普及しているとはいえない状況です。
しかしながらロボットの開発やロボットハンド材質の追求により、直接食品に触れる作業も可能になってきました。補助金交付の実例でも、モンブランケーキのクリーム塗布工程へのロボット導入や、生ホタテ貝の貝剥きという熟練技術の必要な複雑な動きを完全自動化に成功し、手剥きとの判別が困難なほどの成果が確認されています。
化粧品産業や医薬品産業においては、クリーンな環境でロボットを導入してのライン構築が推進されています。そして、単一工程(例:バラ積ピッキング、充填、包装など)のみではなく、例えば「双腕ロボットを自走台車へ搭載してマルチタスク化を図る」などのライン全体で最適設計に進み、設置面積が小さくかつシンプルな構成を実現が見込まれます。
ロボット導入によるメリット・リスクなど、こちら をご参照ください。